勝田駅 D型硬券

日付はダッチングで、9.6.15と刻印されており、券面の下段には、「発売時刻から2時間以内有効」の文字が入っております。
平成3年に硬券が廃止になったJR東日本としては、かなり異例の一枚であり、私が知る限り時間制限の入ったD型の入場券は、これだけ、だと思います（って、またあてになりませんが）。
「時間制限つき」であるにもかかわらず時間の記入欄が無かったりで、ちょっと不統一ではありますが、その後の愛子駅と新庄駅のA型券に影響を与えた、とも言えるかもしれません。
ちなみに時間制限の記述の無い、勝田駅発行の同デザインの券もあります。


偕楽園、勝田と来たので、ついでに水戸駅の話も。
水戸駅では、なぜか干支が描かれたB型硬券入場券が発売されていました。
平成3年の5月（つまり硬券が公式に廃止された後）に訪れ、羊（未）が描かれた券を入手しました。その後は、追いかけていないのですが、申・酉・戌・亥と、つまり平成7年まで律儀に発行された、と聞いたことがあります。
理由は不明なれど、12年間に渡る企画を立ち上げた根性も凄いし、それを実際に成し遂げるには、いろいろな軋轢もあったのだろうなあと推測します。
こうしてみると、なんか、すごいぞ、水戸支社。